医工製カップの特徴
ここでは医工のプラスチックカップのご説明を致します。
医工のプラスチックカップは「ふっくらタイプ」のプラカップと「ストレートタイプ」のRPカップの2種類があります。どちらも素材はポリカーボネートです。ガラスと違い、落下による破損がないのでどなたでも安心してお使いになれます。


医工のプラスチックカップ

医工のプラスチックカップにはポリカーボネートを使用しています。
ポリカーボネートは機動隊の盾の素材に使われる程の強度で、耐衝撃性ではプラスチック最高クラスを誇ると同時に、可視光線透過率は80~90%となっておりガラスと同等の透明度を持ちます。また温度変化にも強く、カッピングカップとして重要な要素のひとつである耐熱性も兼ね備えています。
しかし、その分通常のプラスチックよりも加工に手間とコストが掛かる素材でもあります。このような素材をカップに選択したことに医工の確たるポリシーがあります。
吸い玉・カッピングを行っていると、どなたでも経験することですが、吸引が不十分であったり、またそもそもカップがとれやすい箇所への施術であったりして、カッピングカップが落下することがあります。ガラスカップであると、その際に割れることがあります。それが施術中の場合だと、即座に破損したガラスの清掃をしなければなりません。
ご家庭で使われる場合は、特にこだわりがなければ、ガラスカップよりも割れる心配のないプラスチックカップのほうが取り扱いに便利です。加齢あるいは疾患等により握力の低下した方でも、カップの取り落とし時に割れる心配がなく、どなたでも安心してお使いになれます。
医工のプラスチックカップは丈夫で熱に強いポリカーボネート製なので医工製ガラスカップと同様に121℃(加重限界121℃)のオートクレーブ滅菌が可能です。
もちろんこれは感染症等を防ぐためで、安全で衛生的に使用できます。ガラスカップと同様に、カップ上部の逆止弁付きキャップ部分も熱に強いシリコンゴムとポリカーボネートとなっており、カップから取り外す事なくオートクレーブに掛けることができます。
またポリカーボネートは透明性が高いため、医工のガラスカップと同様に目視による施術箇所の確認ができます。ただし、プラカップは成型の都合上、透明度が若干落ちる場合があります。